情報セキュリティスペシャリストとネットワークスペシャリスト
長いタイトルになってしまいました。
今回は、情報セキュリティスペシャリストを取ったら、ネットワークスペシャリストが取りやすくなりますよ、というお話です*1。
2013年に、情報技術者試験におけるセキュリティ分野の出題を増やすというアナウンスが、IPAよりありました。これにより、高度区分の午前問題におけるセキュリティ関連の出題割合が増えています。
ネットワークスペシャリストは、もともと情報セキュリティスペシャリストと出題範囲がかぶってるのですが、上記のあおりを受けたか、午後問題でもセキュリティの割合が増えてきているようです。私が受験した26年度では特に顕著で、午後1で3問中1問、午後2では2問中1問がセキュリティ関連の出題となっていました。27年度では、流石にそこまで極端ではありませんでしたが、それでも午後1の3問中1問はセキュリティの問題となっており、また他の問題でもセキュリティがらみの設問が結構あります。
ただ、両試験では、セキュリティという同じ題材を扱っていても、問われる内容の視点が違います。
情報セキュリティスペシャリストでは、技術的知識を前提にしつつもセキュリティ方針や運用について出題されることが多いです。対してネットワークスペシャリストでは、セキュリティを確保するための技術そのものについて詳細が問われます。
よりシステム/技術寄りのネットワークスペシャリスト、そういったシステム/技術を前提としてマクロな視点での運用を問われる情報セキュリティスペシャリストといったところでしょうか。
ただ、やはり根っこは同じところにありますので、情報セキュリティスペシャリストを勉強すると、ネットワークスペシャリスト試験でも役に立ちます*2。情報セキュリティスペシャリスト試験に合格された方は、ネットワークスペシャリスト試験を検討するのもよろしいかと。
それにしても、もっと短い試験名にできなかったんですかね? > 情報セキュリティスペシャリスト