Man On a Mission

システム運用屋が、日々のあれこれや情報処理技術者試験の攻略を記録していくITブログ…というのも昔の話。今や歴史メインでたまに軍事。別に詳しくないので過大な期待は禁物。

さらに応用情報技術者試験について

応用情報技術者試験の憂鬱

昨日に引き続き、応用情報技術者試験について*1

応用情報技術者試験のスキルレベルは3とされています。高度試験はスキルレベル4に位置づけられてますので、一つ下となるわけです。
しかし、応用情報技術者試験試験範囲がかなり広めです。高度区分ほど深く問われることは無いものの、午後試験の出題分野で数えてみると、ストラテジ、アルゴリズム、ネットワーク、データベース等々、全部で11分野に渡ります。情報セキュリティは必須、他分野は4分野*2を選択して回答することになりますので、11分野すべてを網羅する必要はありませんが、それでも結構な試験範囲です。短期集中型で受験するなら、高度試験の方がかえって合格しやすいかもしれません。なかなか大変な試験だと思います。

テキストの中の人も大変だ

そこでちょっと面白かったのが、応用情報技術者試験のテキストです。なにしろ、試験範囲が膨大なもんですから、一人の著者が全分野に精通というのはなかなか困難なようです。各分野の専門家が複数人で著述しているというケースを除くと、時たま、「著者の人もあまり分かってないのでは?」という部分が出てきます。

私が印象に残ってるのは、キャッシュメモリマッピング方式*3に関する記述で、テキストを読んでも全く意味不明だったため*4、ネット上の情報を漁ってようやく理解しました。

大丈夫だ。問題ない。

ただ、受験される方はこういったことを心配する必要はありません。なぜなら、この手の、妙に細かいことを問われる問題はほぼ午前試験だけだからです。午後試験については、こんな*5問題は出ません*6。午前問題なら、過去問をしこたまやっておけば合格レベルに到達できます*7
上記キャッシュメモリの件で私がきっちり理解しようとしたのはヒマだった時間的に余裕があったからです。

当時、私は応用情報技術者試験の勉強を半年以上かけてじっくりやっていました。試験で出るレベルを超えて調べたり、出題範囲に沿ってサーバ構築したりプログラム組んだり。単なる受験勉強で終わるとつまらないので、あまり試験中心に偏らず勉強しようと考えたからです。
時間に余裕が無いときは、どうせ6割以上で合格だ、と割り切って良いかと。

 

 

*1:今日はあまり攻略に役立つ記事ではありません。

*2:2017年度秋期より改定。以前は、セキュリティ必須、ストラテジ/アルゴリズムから1問、他分野から4分野選択。

*3:フルアソシアティブとかダイレクトマップとかいうヤツです。

*4:単に私の理解力の問題であった可能性もありますが…。

*5:重箱の隅をつつくような

*6:たぶん

*7:ただし、ちゃんと解答解説を読む必要はあります。