Man On a Mission

システム運用屋が、日々のあれこれを記録していくブログです。情報処理技術者試験の話題多し。高度試験の攻略なども。最近はやや歴史づいてます…。

基本情報技術者試験の利用

本日は、2016年度春期の基本情報技術者試験、情報セキュリティマネジメント試験、合格発表の日です。
合格された方はおめでとうございます。
残念ながら不合格だった方。勉強したことは確実に力になりますので、あまり引きずらず、次回へ向けて気持ちを切り替えましょう。
いずれにしても、受験された方はお疲れ様でした。

 なお、合格された方で、さらに上位の資格を取得したい方は、そのまま秋期試験を目指されることをお勧めします。
以前の記事でも書いたのですが、試験に慣れた状態のうちに継続して受験する方がお得なので、次の試験に向けて少しずつ準備し始めると良いかと思います。

さて、少し話が変わりますが、基本情報処理技術者試験を受験される方には、それぞれ受験する理由があると思います。
少し放言になりますが、私は、就職や人事評価のため受験するという方が多いのではないか、と邪推しています。
なぜ、そう思うのか?
私がそうだったからです。少なくとも基本情報処理技術者を取ろうと決めた時はそうでした。

私の受験の理由

前に書いたことがあるのですが、私は他業種からのIT業界転職組です。
現在の仕事についた当初は、あまりIPAの資格を取ろうなどと思っていませんでした。
そのうちCCNAでも取るか、などと「明日からがんばる」的なことを考えつつ、実際には資格の勉強なんか全くしてなかったり。
(と、こう書くとまるでフサさんの様なダメっぷりを晒していたようですが、一応、技術書読んだりサーバ組んだりプログラムしたりといった勉強はしていました。要するに単に資格に興味がなかったのですね。)

しかし、ある時、会社の規定を見たら、昇格するにはIPA系の資格保持または所定の就業年数が必要とか書いてあったのです。
就業年数とか、今どきそんな規定かよ、などと思いましたが*1、そういう決まりなら仕方ありません。幸い、資格取得が就業年数の代わりになるとか書いてあります。完全に就業年数を置き換えるものでは無いでしょうが、有利になることは間違いないでしょう。
なら、興味があるとか無いとか関係なく取らざるを得ねえな、と思ったのが始まりでした。
(その後、練習代わりのITパスポート*2、基本、応用と取得した後、欲が出てきて高度試験を取り始めて現在に至ります。)
あと報奨金が出るのも動機の一つでした。なんか、思い返すと報奨金のことばかり言ってますね、自分。

最初はそういった実利的な面しか理由がなかったのですが、そのうち「勉強としても役に立つかもしれないな」と思い始めました。
すでに技術者として第一線で働かれている方には、あまり役に立つとは思えないかもしれません。
しかし、他業種からの転職組で大した知識も持ってなかった私には、基礎として知っておくべき知識を、網羅的に指し示してくれる試験として価値があったのです。

基本情報技術者試験の利用

私は資格について、コストを上回る利用価値があれば利用すれば良い、というスタンスです。
当然、利用価値の有無、価値の大きさについては人それぞれでしょう。
基本情報技術者について言えば、情報系出身で無い方には、利用価値が高いのではないかと思います(もちろん、人によりますが)。
基本情報技術者は、直接的に実務に役立つことは少ないと思いますが、その試験範囲は技術者が知っておくべき基礎知識となっています。
こういった基礎知識を習得してないと、技術の理解に時間がかかったり、完全には理解できないといったことがあるでしょう*3
この辺が弱いと思われている方は、基本情報技術者試験の利用について一考する価値があると思います。

ついでに

たまに、どうにも数学に苦手意識を持っている方がいます。そういった方は、基本情報技術者の参考書の冒頭で受ける気をなくすことが多いのですが、その場合、以下の本をお勧めします。

試験対策の本ではありませんので、ずいぶん遠回りに思われるかもしれませんが、それほどのボリュームはありませんし、読み物としても面白いです。

あと、基礎知識の習得という点では下記がお勧めです。

試験対策本だと、どうしても知識の羅列で終わりがちなのですが、この本ではしっかり理解できることに重点がおかれています。

以上、合格発表にかこつけて、基本情報技術者について考えたことをつらつらと書いてみました。

 

 

*1:そういう会社の方が多いのかもしれませんが…。転職前の会社があまり年数関係なかったもので。

*2:昇格には関係しません。

*3:極端な例を挙げますが、サブネットマスクについてよく理解出来ない人がいて、よくよく聞いてみると2進数の理解があやふやだった、ということがありました。