Man On a Mission

システム運用屋が、日々のあれこれを記録していくブログです。情報処理技術者試験の話題多し。高度試験の攻略なども。最近はやや歴史づいてます…。

信長の野望 全国版は、民忠だけ上げときゃOK

今日は珍しく、ITと関係ない記事です。記事タイトルと内容はあまりリンクしてません。
レトロゲーの記事だと思った方、ごめんなさい。
ちなみに私のブログのアクセス数は大したこと無いのですが、IT系でない記事のアクセス数はさらに少ないです。
あまりに少なすぎて、俺はこの世の誰からも必要とされてないんじゃないかと悩んだりしますが、そんなどうでもいい話は置いといて先に進みます。

歴史は繰り返…さないように努力する

私は、少し歴史に興味があって、たまに歴史関係の本を読んだりします。
(先に断っておきますが、単に興味があるだけで、詳しいわけではありません。)
で、先日、以下の本を買いました。

 信長公記

信長公記」は、大抵「シンチョウコウキ」と読みますが、「ノブナガコウキ」と読むこともあります。
織田信長の家臣であった太田牛一が記した、信長一代記です。
(信長の家臣時代に記録していたメモを、後年、編纂したものと言われています。)

私が読む歴史関係の本は、近代史が多くて、戦国史の本はあまり読みません。
今回、織田信長にまつわる本を買ったのは、先日、本の整理を行った折に、発掘して読み返した本の影響です。

発掘した二冊の本

一つはこれ。

織田信長合戦全録

タイトルそのまま、織田信長の合戦について網羅した一冊です。
以下、商品説明より引用。

家督を継いだ十九の年より本能寺に没するまで、織田信長は四方の敵と戦い続けた。初期には、劣勢を覆した桶狭間の戦いのように少数精鋭の部隊を自ら率いて戦い、後には、浅井・朝倉氏攻めや対本願寺戦のように、羽柴秀吉らの部将を配して多方面にわたる戦線を同時に指揮した。際だった戦巧者ぶりを示す戦略や戦術への考察も併せ行い、天下統一の基礎を作った信長のすべての戦いをたどる。

信長の生涯の合戦についてコンパクトにまとめられている他、軍構成や信長の戦略・戦術についても触れられており便利です(何に?)。
amazonの書評をみると、武功夜話のような微妙な史料が利用されていることに対する不安もみられますが、著者は全面的に武功夜話を肯定しているわけでもないようですので、まあ、大丈夫じゃないでしょうか(一般読者にとっては)。
ただ、欲を言えば、やっぱり出典となった史料をこまめに明記して、巻末に参考文献のリストを載っけて欲しかったです。
一般書に対して贅沢言うなって話ではありますが。

 

で、もう一つ。

信長の戦争

こちらも、信長の合戦について述べたものですが、信長公記を中心史料に据え見直しを行うことを主題としています。
先と同じように、商品説明より引用。

織田信長は〈軍事的天才〉だったのか? 桶狭間の奇襲戦、秀吉による墨俣一夜城築城、長篠合戦の鉄砲三千挺・三段撃ち。これまで常識とされてきたこれらの“史実”は、後世になって作られたものだった――。信長研究の基本にして最良の史料である『信長公記』の精読によって、信長神話と戦国合戦の虚像、それらを作りあげた意外な真実に迫る意欲作。

本の内容ですが、非常に大ざっぱに言うと、桶狭間の奇襲だの墨俣一夜城だのは、後世の作家が書いた「甫庵信長記」や「絵本太閤記」といった信頼性の低い書物が基になっており、比較的信頼性の高い信長公記ではそのような記述は無い、というものです。

先に述べた通り、私は戦国史は大して知らないので本書の評価はできませんが、「甫庵信長記」や「絵本太閤記」は創作性の強いいわば「読み物」ですので、まあ、個人的には本書の立場の方が妥当かな、と思います。
現実では、各当事者の思惑や偶発的な出来事とか、いろんな要因があるので、誰かの思惑通りに進むことってほとんどありませんしね。

「甫庵信長記」のように物語化すると、「誰がこうしたからこうなった」、という感じで非常にわかりやすくなるため、一般に広まりやすくなります
あと、「偶然そうなりました」ではあまりに身も蓋も無いため、拒否反応が起こるようです。だから物語化が求められるという一面もあるのかもしれません。
この辺、陰謀論にも通ずるところだと思います。コミンテルンの陰謀とか、すごくわかりやすいし。

少し話がそれました。
横道にそれたついでに、以下も紹介。

陰謀史観

陰謀史観とは「特定の個人ないし組織による秘密謀議で合意された筋書きの通りに歴史は進行したし、進行するだろうと信じる見方」だそうです。

短期決戦な本題

ごちゃごちゃ書いてきましたが、ここから話の本題です。
信長公記は、織田信長研究における基本的な史料の一つだと思いますが、私は今まで読んだことがありませんでした。
お恥ずかしい…ってこた無いのですが、まあ、信長の本を読むなら、現代語訳版くらいは目を通しておくべきかな、と思ったのが購入の動機です。

ついでに、今回は「信長公記」と、「織田信長合戦全録」・「信長の戦争」の3冊を併読してみました。
「信長の戦争」はもちろん、「織田信長合戦全録」も「信長公記」がベース史料だと思うのですが、同じ史料を基にしても、微妙に解釈が異なっているところがあり、中々興味深いです。
私は歴史本の場合、時間があれば同じ題材のものを2冊以上併読したりするのですが、こうすると多面的に捉えることができるので、物っ凄えヒマならお勧めです。