Man On a Mission

システム運用屋が、日々のあれこれや情報処理技術者試験の攻略を記録していくITブログ…というのも昔の話。今や歴史メインでたまに軍事。別に詳しくないので過大な期待は禁物。

Fireタブレット無印の一番安いやつ(第5世代)

前回記事では、Amazonプライムについて書きました。

oplern.hatenablog.com

今回は前回記事の予告通り、Fireタブレットについてです。

タイトルにある通り、第5世代、無印Fireの8GB版です。

 従来、Kindle本の読書や、Amazonビデオ(プライムビデオ)の視聴には、2in1 PCのT90CHI-3775を使っていました。
しかしながら、T90CHIはWindows PCです。そのため、

  1. タッチ操作に最適化されてない
  2. 使用する際に電源を入れるので使えるようになるまで時間がかかる

という不満がありました。
(項番2はスリープや休止にしとけばいいんじゃないの?という向きもおられるかと思いますが、スリープ中でもバッテリーはガンガンに減りますし、休止状態からの復帰には、10数秒かかります。)

タッチ操作に最適化されてない点はまあ我慢できるし(ユーティリティもあるし)、休止状態からの復帰は10数秒、電源オフからの機動でも20秒程度なので、そこも不便とはいえ致命的ではありません。

実際、しばらくは気にせず使っていたのですが、やはり無意識に面倒と感じていたのか、いつの間にやら、KindleAmazonビデオもスマホで済ますようになっていました。
しかしながら、Amazonビデオはともかく、Kindle本の中には、スマホの小さな画面では読みづらい本もあります。

そんな訳で、Amazonプライム会員は4,000円割引となることもあって、Fireタブレットを購入することにしました。
少しKindleオーナーライブラリも試してみたかったし。

購入したFireタブレットその他

雑に使い倒すつもりでしたので、一番安い無印Fireタブレット 8GB版を選ぶことにしました。
プライム割引により、4,980円で購入できますので、もし壊れたらまた買う…としたかったのですが、残念ながら、二回め以降の購入では割引されないようです。
さらに保証期間も90日間と短いです。
仕方ないので、2年間保証をつけました。落下・水濡れ等の事故故障についても、保証期間中であれば無償交換できます(ただし1回のみ)。

使用方針から、もちろん液晶保護シートなどはつけません。
当初、ケースもいらね、とか思ってたのですが、結構、立てかけて使いたいことが多かったので、スタンド代わりとなるケースを購入しました。

以下、購入したFireタブレットその他です。

4,980円で安く済ませたかったのですが、結果的には合計8,330円とやや高くなりました。まあ、それでも安いですが。

ファーストインプレッション

袋状の箱にそのまま突っ込みました的なパッケージでやってきました。

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タブレットを固定する部材なども無く、箱を傾けると中のFireタブレットも動きます。
「そんな大切に使うもんでもねえだろ?」とでも言いたいような潔さを感じます。
開けて実物を手に取ると、まあ、確かにそんな大切にするようなものではない。というか、ぶっちゃけ少し安っぽい。
値段からするとこんなもん(ひょっとしたらマシな方)かもしれませんが。
やはり、使い倒してなんぼの機器だと思います。

使い心地

高級感とかが大切な機種ではありませんので、とっとと使い心地に移ります。

結論から先に言ってしまうと「普通」です。

バッテリーの持ちはそこそこ。2時間足らずの映画をギリ3本程度見れるかな?といったところ。

画面解像度は低い(1024x600)ものの、使用時には特に気になりません。
画面サイズの割にはやや大ぶりな筐体で、若干重いのですが、値段を考えると仕方ないですね。

スペックはCPUが一応クアッドコアで最大1.3GHz、メモリ1GB、内蔵ストレージ8GBです。
低スペックなのですが、似たようなスペックのAndroidスマートフォンと比較すると、それなりに軽快に動くように思えます。

アプリについては、Amazonアプリストアからインストールすることとなります。
一応、独自OS(Fire OS)なので、Androidタブレットと違ってPlayストアは利用できません*1

当然というか、Playストアと比較すると圧倒的にアプリ数が少ないです。
また、Playストアでは無料提供されているアプリが、Amazonアプリストアでは有料となっていることもあります。
あまり、多用途に使うような製品では無いでしょう。
私の目的は、Kindleでの読書とAmazonビデオ視聴ですので特に困りませんが、「あんなことやこんなことも」的な夢を持っている方は、別の製品を選択した方が幸せになれそうです。
(ちなみに、お遊びでAmazonアプリストアからSSHクライアントを入れて、使ってみようとしたのですが、秘密鍵のインポートが上手くいかず断念しました。)

一応、他のスマホタブレットから、apkファイルをゴニョってFireタブレットにインストールできたりすることもあるのですが、やはりイレギュラーなやり方なのでおすすめはしません。
楽天Koboが動くという話も…。)

なお、AmazonビデオやPrime Music、Kindle本については、内部ストレージまたはSDカードにダウンロードできます。
あらかじめダウンロードしておけば、WiFiの無い環境に移動しても、再生/閲覧できます。

Kindleオーナーライブラリについて

一応は購入動機の一つでもある、Kindleオーナーライブラリについて。

Kindleオーナーライブラリは、Amazonプライム会員の特典の一つで、対象のKindle本から好きなタイトルを毎月1冊無料で読むことができるサービスです。
電子書籍がもらえるわけではなく、次月に別のKindle本を読むには、現在選択している本を削除する必要があります。イメージ的にはレンタルに近いでしょうか。)
で、ここからが重要なのですが、KindleオーナーライブラリはKindle電子書籍リーダーまたはFireタブレットでしか提供されません。
せっかくプライム会員になっても、Fireタブレットとかが無いと使えないわけです。

月1冊、しかも、もらえる訳でもありませんので、購入動機としては順位が低いのですが、どんなもんか使ってみたいとは思っていました。
今回、実際にFireタブレットを購入して、晴れて利用できるようになった訳ですが、使用感はどうかというと…

Kindleオーナーライブラリの感想

最初、Fireタブレットの「Kindleストア」から「プライム会員 月1冊無料」の一覧を見たのですが、

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えーと、床屋的ラインナップ?
いや、「むこうぶち」とか大好きですけどね?

と、偏りがちな取り揃えと種類の少なさにがっかりしたのですが、ググったところ、当該リンクから出る一覧は一部の書籍に過ぎない模様。
対象となるKindle本を見るには、Kindleストアで「プライム対象」をキーワードに検索する必要があるようです。
気を取り直して、検索してみると…

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まあ、それなりにありました。しかしながら、それでも本の種類は限定的だと思います。
ただ、私個人としてはまあまあ良い感じでした。
というのも、歴史群像の記事をまとめたらしい本や、コマンドマガジン*2の各号が対象となってて、個人的ニーズにマッチしたので。
(ニッチすぎる。)

なお、1ヶ月に1冊、本を選べますが、その際は、現在読んでいる本を返却?する必要があります。
(返却せずに選ぼうとしても、メッセージが出て拒否られます。)

返却(とりあえず返却という言い方にしときます。)のやり方は、以下の通り。

  1. WebブラウザでAmazonに入り、「アカウントサービス」→「コンテンツと端末の管理」を開きます。
  2. 「コンテンツ」タブ内から、Kindleオーナーライブラリーで利用している本を選択します。
  3. 「削除」をクリックして、削除します。

最後に

なんだかんだ書きましたが、かなりコストパフォーマンスの高い製品です。
しかしながら、Androidタブレットなどに比べると使用用途は限定的で、Amazonのサービス利用が前提となっております。
購入するならAmazonプライムへの加入をお勧めしますが、まあ、割引が無くても安いのでタブレット入門機として割り切るのもいいかもしれません。
ちなみに、もう少し高いスペックを望むなら、Fire HD8があります。こちらもプライム会員なら4,000円割引で購入できます。

 

*1:利用する方法もあるようですが、結構イレギュラーなやり方なので、ここでは取り上げません。

*2:ウォーゲーム、それもPCゲームではなくボードゲームについて取り扱った雑誌。