Man On a Mission

システム運用屋が、日々のあれこれや情報処理技術者試験の攻略を記録していくITブログ…というのも昔の話。今や歴史メインでたまに軍事。別に詳しくないので過大な期待は禁物。

ITストラテジスト合格体験記 その1

ご無沙汰しております。
本日の記事は、こないだ合格したので、図に乗ってITストラテジストの合格体験記など。
図に乗れるような実力があるか怪しいのですが、これから受験される方には多少は参考になるところもあるかもしれません。
というわけで、忘れないうちに記事にしておきます。

 受験の動機

まあ合格体験記ということで、別に聞きたくもないかもしれませんが、私の受験動機から。

これまで、高度区分の情報技術者試験を4つ程取得してきました。
で、せっかくだからどこまでいけるか試してみよう、と思ったのが受験動機です。何度も情報技術者試験を受けてきたせいで、単に習い性になってしまったというのが本当のところかも。
かなり適当な受験動機ですが、他に、会社がそこそこ報奨金をくれたりするので、その点も魅力だったりします。実質賃金が下がり続けるこのご時世*1では、結構大きいんですよね。

未経験者が挑むITストラテジスト

ITストラテジストは、事業戦略がどうの、システム化計画の立案がどうのといった、いわゆる超上流工程を扱う試験区分ですが、私にはそんな経験はありません。
それでも特別なことをするでもなく、普通に勉強して合格できました。
そんなわけで、なんか「挑む」とか大仰な見出しをつけましたが、未経験の方でも、さほど気にする必要はないかと思います。

使用したテキスト(参考書)

過去にも何度か書いてますが、私の場合、まず、IPAの過去問を読んで、どういった内容が出るか大まかに把握した後に、勉強に使うテキストを選択します。
最初に過去問を読むのは、使えるテキストかどうかの判断をミスらないためです。
基本情報技術者を受けた時、最初に今一なテキストを買ってしまったので、それ以来、一貫してこのやり方を通しています。
ITストラテジストでは、以下のテキストを使用しました。

情報処理教科書 ITストラテジスト ※最新版を掲載。実際に使ったのはこれより前の版です。

ただし、このテキストは午後対策に特化しています。
また、論文を書くために必要な基礎知識、例えば情報戦略策定手順や、全体計画と個別システム計画の位置づけといった事柄については触れられてないので、特に未経験の方は、このテキストだけでは辛いと思います。

そのため、上記の基礎知識については、別途以下のテキストによりカバーしました。

ITストラテジスト完全教本 2012年版

はい、なぜか2012年版です。
実は、同じ年の春期試験でプロジェクトマネージャを受験しようとしていたのですが、色々と事情があって取りやめました。で、その時に秋のITストラテジストは受験するから、今のうちに適当なテキストを読んどこう…と思ってたまたまブックオフオンラインで購入したのが上記テキストです。
正直、論文の書き方なんかは私の肌に合わなかったのですが、基礎知識部分が充実してて結構役立ってくれました。
新版も出ているようですが結構値が張ります。

最後に、以下のテキストも紹介します。

ITストラテジスト 合格論文事例集 第4版

こちらは、論文参考用です。多数の論文事例が掲載されてます。
これが無いと、練習で書いた論文が合格ラインに到達しているか当たりを付けられなくて辛いです。
書き方に迷った時も、事例集を参考に舵取りをしてます。

午前対策

さて、ここから私が行った勉強方法について書いていきます。
まず午前。
といっても、前回の高度試験合格から2年以内なので、午前1は免除です。よって午前2についてだけ。
過去記事で何度も書いてるのですが、私は情報技術者試験は午後が本番と考えており、午前問題の勉強にはあまり時間をかけません。
特に、高度試験の午前2については、過去問と同様か又は全く同じ問題が繰り返し出たりするので、ほぼ過去問演習だけで対応してます。
今回も、私の午前2対策は過去4年分の過去問に目を通しただけでした。
ところが、今回試験では、新規問題が結構出題されており、分からない問題が多くてちょっと焦りました。
とはいえ、それでも、80点取れてましたので、やはりあまりコストをかけるところでは無いと思います。

では次に午後問題…と言いたいところですが、午後問題については長くなりますので、次回に分けて書きたいと思います。

 

 

*1:私の周りではみんな下がってます。全国的にどうかは知らん。