Man On a Mission

システム運用屋が、日々のあれこれを記録していくブログです。情報処理技術者試験の話題多し。高度試験の攻略なども。最近はやや歴史づいてます…。

【艦上戦闘機、鉄鉱石】太平洋戦争にまつわる数字【松根油、沖縄戦】

8月は、6日が広島原爆の日、9日が長崎原爆の日、15日が終戦の日など、太平洋戦争にまつわる日が多いです。
そのため、以前はこの時期になると、テレビでも太平洋戦争関連のドキュメンタリーやドラマなど、盛んに放送していたものですが、最近は激減しているようです。
2015年なんかは、終戦70年目という節目ということもあってNHKはそれなりの数を放送してましたが、去年(2016年)は驚くほど少なくて、放送されたものもたいした内容じゃないものが多かったと感じています。
今年はNHKだけは、盛り返してきてるようですが、戦争体験者が減少していることもあって、先行きが少々不安な感じもします。

さておき、本日の記事は、太平洋戦争にまつわる数字について。
小ネタですので、さくさくいきましょう。

551機 vs 365機

太平洋戦争開戦時に、日米の両海軍が保有していた主要艦上戦闘機数です。
太平洋戦争ではアメリカの圧倒的物量がイメージされがちですが、日本が551機、アメリカは365機と、開戦時点では日本が優勢でした。

ただし、これは戦闘機に限ったもので、艦上爆撃機では日本185機に対してアメリカ865機と、アメリカが圧倒します。
しかし、艦上攻撃機では日本268機に対してアメリカ129機と、こちらも日本優勢です。
(まあ、艦爆・艦攻の合計数では日本453機、アメリカ994機と大きく水をあけられるのですが…。)

82.1%

戦前の日本は、軍需産業に必要な原材料のほとんどを海外に依存していました(今もそうですが)。
1940年、国内で消費した鉄鉱石の量は625万1000トンですが、このうち82.1%は輸入されたものです。
ちなみに、最大の輸入元はアメリカでした。

さらには、石油も海外依存度が高かったのですが、こちらのアメリカに対する依存度は93%となっております。

1:105

自動車生産数は、よく工業力の指標にされます。
1:105は、日本:アメリカの1941年における自動車生産数比率です。
ちなみに、日本4万6100台に対して、アメリカ484万1000台でした。

200本

変わり種の数字。なんの数か予想できるでしょうか?
答えは、松の根を掘り集めて抽出する松根油を使って、航空機1機を動かそうとした場合に必要となる松の本数です。
日本は、戦争末期、石油が枯渇してくるとこういった代用品でどうにかしようとしたのですが、これじゃちょっと無理ですね。

ちなみに、この松根油生産のために、日本全国で子どもたちも動員されてせっせと松の根を掘ってたのだとか。動員は各地域を陸海軍で区分けして行なったようです。
歴史学者秦郁彦氏も、国民学校6年生の時に松の根っこ一個を掘り出したとのこと。ちなみに中国地方だったということで、たぶん陸軍担当地区だそうです。

4人に1人

沖縄戦での県民人口に対する民間人犠牲者の割合です。その数約15万人。
なお、これは沖縄全体での割合なので、激戦地に絞るとさらに割合が高くなります。
たとえば、最近日本でも公開された映画「ハクソー・リッジ」は、浦添*1の前田高地を舞台にしていますが、この浦添村では住民9217人中、4112人が犠牲となりました。実に2人に1人の割合です。
なお、4戸に1戸は一家全滅(2077戸のうち469戸が一家全滅)だったといいます。

 

 

*1:当時。現在は浦添市