Man On a Mission

システム運用屋が、日々のあれこれや情報処理技術者試験の攻略を記録していくITブログ…というのも昔の話。今や歴史メインでたまに軍事。別に詳しくないので過大な期待は禁物。

私家版 ネットワークスペシャリスト攻略法 その2

だいぶ間が空いてしまいましたが、ネットワークスペシャリスト攻略法の続きです。

テキストの選択

さて、やはりまずはテキストの選択から。

情報セキュリティスペシャリスト攻略でも述べましたが、うかつに選んでハズレテキストを引くと、貴重な時間を浪費してしまいます。
良本はいろいろあると思うのですが、私が選んだのは以下のものでした。*1

3週間完全マスター ネットワークスペシャリスト

ネットワークスペシャリスト試験のテキストとして定評のある本です。ネットワークスペシャリストの試験範囲の多くをカバーしています。 ※全部ではありません。後述します。

まずは、このテキストをベースに勉強を進めていきます。この段階では、一通りの知識の習得に務めたほうがよいかと思います。テキストを読み終えたら、その段階から過去問による演習に入ります。
しかし、実際の過去問に当たると、おそらく、このテキストでは記述されてない技術が取り扱われていることに気づくと思います。
この点を補完する為に、下記Webサイトの利用をお勧めします。

ネットワークエンジニアとして

繰り返しになりますが、ネットワークスペシャリストでは技術の理解が不可欠です。知らなかった技術は、その仕組みまで理解できるよう勉強して、知識の穴を埋めていきましょう。

補完テキストの選択

さて、上記テキストで乗りきれる方もいるでしょうが、私はこれだけだと不安があったので、補完的な位置づけのテキストとして、以下を使用しました。

ネットワークスペシャリスト第2版 ポケットスタディ

いわゆるポケスタです。
情報セキュリティスペシャリスト受験時に使ったポケスタが良かったので、またも購入しました。目当てはやはり「速効サプリ」です。速効サプリは、頻出する問題タイプとその回答パターンを、過去問を元にまとめたものです。

情報セキュリティスペシャリストでは、この速効サプリが非常に有効でした。しかし、ネットワークスペシャリストでは、速効サプリはあくまで補助的なものとなります。もちろんネットワークスペシャリスト試験においても有効ではあるのですが、情報セキュリティスペシャリストの時ほどの効果はありません。
理由は(察しがつくと思いますが)ネットワークスペシャリストが技術面を中心とした試験であることです。いかに問題タイプと解答パターンを覚えようと、技術的理解が伴わねば、実際に得点することは難しいでしょう
よって、あくまでも「技術を理解していること」が前提となりますが、この課題が来たらこう対処するという、頻出パターンを把握するための補助テキストとして速効サプリを利用します。

その他のテキスト

私の場合、情報処理技術者試験の受験では、中心となるテキストを二つ用意することが多いです。一つは、教科書としてのテキストでこちらをベースに勉強を進めます。もう一つは教科書タイプを補完するためのテキストで、より試験対策に重点をおいたテキストです。

先述したテキストでは、「3週間完全マスター」が教科書タイプ、ポケスタが試験対策タイプに該当します。
ちなみに他に評判の良いテキストを挙げると、教科書タイプでは「情報処理教科書 ネットワークスペシャリスト」、試験対策タイプではネスペ シリーズなどがあります。

この内、教科書タイプの「情報処理教科書 ネットワークスペシャリスト」については、私は書店でパラ見した程度なので、言及できませんが、良さそうな感じではありました。

試験対策タイプとしては、以下がおすすめです。

ネスペシリーズ

 

午後問題を深く掘り下げる本です。解答を導き出すプロセスが重視されてますので、安定した得点を出せない方には特に有効かと思います。

ついでに、試験向けとして出版された本では無いのですがこちらも参考になります。時間があれば。

ここで一つ注意点。試験前までまだ余裕のある時期には、あれもやりたい、これもやらないとと、多くのテキストを買い込んでしまう人がいます。まあ、私のことなんですけど。結局、同じようなことが書いてあったり、やってる時間がなかったりと、大して意味はないので、同じタイプの人は気をつけましょう。

私家版 ネットワークスペシャリスト攻略法 その3 - Man On a Missionへ続きます。

 

 

*1:最新版を掲載。実際に使ったのは、これより前の版です。