さて、前回、水滸伝についてつらつら書きましたが、思ったより長くなってしまいました。
しかし、私が本当に書きたかったのは、水滸伝の知名度だの人気だのといった、どうでもいい話ではなくて、どマイナー映画「水滸伝-男たちの挽歌(原題:水滸傳之英雄本色)」についてです。
前回も触れましたが、上記は、水滸伝序盤での主要人物である、林冲と魯智深について、その出会いから、林冲が罠にはめられて流刑、暗殺されそうになるところまでを描いた映画です。
しかしながら、そんなストーリーも割とどうでも良くて、重要なのは全編にわたって繰り広げられる超人カンフーバトルです。
私の拙い説明では伝わらないと思うので、以下、ラストバトルのGIFアニメで紹介します。
(なお、GIFアニメの作成はLinuxにてコマンドラインより行っています。)
なお、本作は1993年制作でかなり古い映画です。日本では「ジョイ・ウォンの水滸伝」というタイトルでした。2004年に「水滸伝-男たちの挽歌」と改題されDVDで発売されたのですが、個人的には、前の翻訳の方が好みでした。そのため、以下のGIFアニメは「ジョイ・ウォンの水滸伝」を基にしています。
ラストバトル
林冲に襲いかかる巨大シンバル軍団
木柵に挟まるシンバル兵
林冲VS陸謙その1。陸謙の得意技は衝撃波。
林冲を救うため、魯智深参上
原作と違ってやたら強い陸謙。魯智深が窮地に。
林冲VS陸謙その2。
やはり一枚上手の陸謙。林冲も窮地に。
ここから逆転劇。陸謙の衝撃波の上を駆ける林冲。何を言っているのか分からねーと思うが以下略。
陸謙の大技。もう何が何やら。
最後に
わかっちゃいたけど、重い…。画面うるさい…。
さておき、1990年初頭は、香港ワイヤーアクション時代劇の最盛期であり、こういった超人カンフー映画が多数ありました。
本作は、それらの中でも比較的丁寧に作られた良作です。
バカアクションばかり挙げましたが、林冲とジョイ・ウォン演じる妻との交情や、魯智深らとの友情などもちゃんと描かれております。
あと、この映画の林冲は、原作と違って最後まで荒んだりしません。そのため、水滸伝特有のエグさが無く、スッキリ見られる作品となっています。
本作はすでに入手も難しいのですが、見る機会があったら(バカ映画好きの方は)是非ご覧ください。