Man On a Mission

システム運用屋が、日々のあれこれや情報処理技術者試験の攻略を記録していくITブログ…というのも昔の話。今や歴史メインでたまに軍事。別に詳しくないので過大な期待は禁物。

【真珠湾攻撃の日】日本人もパールハーバーを忘れない【関連記事一覧】

本日は12月8日です。
77年前の今日、英領マレー半島への上陸および真珠湾攻撃をもって太平洋戦争が勃発しました。

当ブログでは、過去に真珠湾攻撃に関連する記事をいくつか書いています。
今の所、新たに書きたいことは特にないのですが、近年はこういうタイミングで、「愛国者」様とかが意味のわからないことを言い出す傾向がありますので、妙な見解が少しでも食い止められたらいいな、という思惑で過去の関連記事一覧を作成することにしました。零細ブログもいいとこなので、微力も微力なのですが、やんないよりはマシかもしれないし。

真珠湾攻撃 関連記事一覧

oplern.hatenablog.com

タイトルはアレですが、内容は、真珠湾攻撃ローズヴェルトルーズベルト)が事前に知っていたという「真珠湾攻撃陰謀説」の否定記事です。
陰謀論否定が目的なのですが、その前提知識として、前半で真珠湾攻撃の概要について触れてます。

 

oplern.hatenablog.com

先の記事の補足となる記事。アメリカが真珠湾攻撃数日前に日本機動部隊が発した電波を傍受して日本機動部隊の位置を知ったという説の否定記事。

 

oplern.hatenablog.com

真珠湾陰謀説につきものの、「アメリカが日本を追い詰めて戦争を始めさせた=太平洋戦争はアメリカの陰謀」という見方についての否定記事。否定ばっかですね。さておき、同記事の後半で、ABCD包囲陣およびハル・ノートについて取り上げてます。

 

oplern.hatenablog.com特殊潜航艇「甲標的」による真珠湾「特攻」について取り上げた記事です。「甲標的」5隻が参加し、10人の搭乗員中9人が戦死しました。残り1人は、人事不省に陥ったところを米軍に捕まり太平洋戦争における日本人捕虜の第一号となりました。

 

oplern.hatenablog.com上記、甲標的の搭乗員で1人生き残った酒巻和男少尉のその後に関する記事。
日本では、真珠湾攻撃で戦死した甲標的搭乗員9名を「九軍神」と祭りあげて戦意高揚の具としたわけですが、捕虜となった酒巻少尉については隠蔽されました。
「お国のために」命をかけて戦った人を、「最初からいなかった」ものとして抹消したわけで、太平洋戦争の初っ端からその酷薄さが現れてます。日本スゴい。

最後に

ちなみに、真珠湾攻撃の2時間ほど前には英領マレー半島への上陸を行っています。過去記事でも書いた通り、イギリスに対しては宣戦布告していないのですが、これについてはチャーチルが対日宣戦布告を出した際に嫌味を付け加えただけで、ことさら問題にされてません。このチャーチルの嫌味がなかなか面白くて、いわく「ある人の中には、儀式的形式を好まぬものもいる。しかし、人を殺さねばならぬ場合に当り、礼儀正しくあることは一向に損にはならぬ」だそうです。

個人的にチャーチルの書く文章は面白いものが多いと思ってるのですが、1941年にチャーチルから当時の外相、松岡洋右に送られた手紙なんかも、いきなり
「私は日本帝国政府、および国民の関心を呼ぶに値すると思われる、二、三の問題を提案いたしたいと存じます」
といった感じで、どことなく人を食ったような感じにあふれてて面白いです。本人にその意図があったかはわかりませんが。

手紙は上記文章の後に、いくつかの箇条書きで問いかけを行なう形式になっているのですが、
三国同盟への日本の加入が、現在の戦争に対し、米国の参戦を容易にしたでしょうか。あるいは困難にしたでしょうか」
とか、
「1941年には米国の鉄鋼の生産高は7500万トンになり、英国においては約1250万トンになり、合計してほとんど9000万トンになるというのは真実でしょうか。万一、ドイツが以前のごとく敗北すれば、日本の鉄鋼生産高の700万トンは、日本単独の戦争のためには不十分でないでしょうか」
といった具合で、日本にとってはかなり耳の痛い内容でした。
指摘通り、三国同盟アメリカの参戦を抑止するどころか、アメリカの態度を硬化させたり武器貸与法を成立させたりと日米戦に近づく結果となりましたし、ドイツも日本より一足早く降伏しました。
鉄などの戦略物資の不足も深刻で、金属回収令により工場、事業場はもとより一般家庭にいたるまで物資の譲渡や供出が推し進められたりしてますね。金属の不足により、陶器製の手榴弾なんかも作られたりしてます。

太平洋戦争の惨憺たる結果もあって、この手紙は敗戦後に読み返した方が、より耳に痛いものと言えるかもしれませんね。