最初に
4月の情報処理技術者試験まで、あと1ヶ月ちょっとです。
少し今さら感がありますが、自分が情報セキュリティスペシャリストを受けた時、いかにして攻略したかをまとめておきます。
※ちなみに2014年春季の取得です。
あくまでも私のやり方ですので、万人に当てはまるものではありません。人それぞれで向いてるやり方は異なると思いますが、使えそうなやり方があれば、参考にしてください。
概要
情報セキュリティスペシャリストは、スキルレベル4の高度区分の中では、最も合格しやすいといわれています。
が、それは比較の問題であり、難易度が高いことには変わりありません(実際、平成27年の合格率は15.6%です)。
この難易度の高い試験をどう攻略するか?
結論を一言で言うと、必要知識を習得しつつ、過去問から回答パターンを身に着ける、です。
以下、具体的な内容を書き連ねていきます。
テキストの選択
まず、テキストの選択から。
情報セキュリティスペシャリスト試験は、高度区分としては受験者数が多いので、ピンからキリまで結構な種類が出てます。
試験勉強においてテキストの質は大切です。ここで下手打って、キリ(失礼)を選んでしまうと、貴重な時間を浪費するだけで終わりかねません。
さて、その多数のテキストの中で私が選択したものは以下となります。*1
情報セキュリティスペシャリスト(2016年版) |
情報セキュリティスペシャリスト第2版 |
俗にいう、上原本とポケスタです。これ以外にも良本はあると思いますが、私の場合、この2冊で十分でした。
基礎となる知識や考え方を身につけるための、まさに教科書として利用する上原本、試験に対する攻略本として利用するポケスタという位置づけです。
必要知識の習得
情報セキュリティスペシャリストでは、技術そのものよりも、運用やセキュリティの考え方を問われることが多いです。*2
しかしながら、やはり技術的知識は必要となります。
直接的な技術知識を問う問題もそれなりに出ますし、技術的な仕組みを知らないと、問われている内容を正確に理解できない設問も多いからです。
よって、技術に自信が無い人は、ざっくりでもいいので、最初に上原本を通して読むことをおすすめします。
次回から、具体的な攻略方法について述べていきます。
私家版 情報セキュリティスペシャリスト攻略法 その2 - Man On a Mission
*1:最新版を掲載。実際に使ったのは、これより前の版です。
*2:この点で、情報セキュリティスペシャリストは国語の試験だ、と揶揄する人もいるようです。なお、読解力が重要という、ポジティブな意味で言う人もいます。