私家版 情報セキュリティスペシャリスト攻略法 その3

午後攻略

ここからが本番です。上原本の通読および午前2で得られた知識をもとに攻略するわけですが、ここで記述式回答が壁となって立ちはだかります。
多くの人が戸惑うであろう記述式回答が、情報セキュリティスペシャリストを難関試験たらしめていると言って過言ではないでしょう。*1
選択式回答と比較すると、

  • あやふやな知識では回答できない/しにくい
  • 選択肢から得られる情報がないので、設問の意味を正確に捉える必要がある
  • 字数制限に合わせて、回答をまとめなければならない

といった点で難問化されます。

これに対する攻略ですが、とりあえず上原本に掲載されている午後1で、何問か苦しんでください解いてみてください。
ただし、制限時間(40分程度)を設け、解けない設問でだらだら悩まないようにします。

問題全体を解き終わったら、解答とその解説を読み、間違えたり解けなかったりした問題について、解答プロセスを追います。

上記を経ることで、どのような試験なのか何となく見えてくると思います。また、自分の現在の得点力も(多少は)わかるでしょう。
状況を把握したら、ここからポケスタの出番となります
情報セキュリティスペシャリストは、問題に対する回答パターンが類型化できます。どの試験でもそういった側面はありますが、SC試験は特にその傾向が強いです。よって、頻出する問題とその回答パターンを抑えることが出来れば、大きく合格に近づきます。

そして、問題とその回答のパターンは、自分でまとめるまでもなく、ポケスタに「速攻サプリ」としてまとめられています。
この「速攻サプリ」を使って勉強してください。私の場合は、テキストファイルに打ち込んで、スマホで折に触れて読んでました。

なんというか、勉強というより、試験攻略に偏りすぎてるようで抵抗を感じる方もいると思います。しかしながら、実業務においても、この課題が来たらこう対処する、というパターン化は誰しも行っています。
速攻サプリも、丸暗記に終始せず、以下の点を意識すれば、十分有意義な勉強となると思います。*2

  • 設問に含まれている問題点とその対策をパターンとして把握する。
  • 問題点とされる理由、その対策となる根拠とかも読み取る。

後は、速攻サプリによる勉強を進めつつ、過去問を解いていってください。過去問を解く際は、以下のようにしてください。

  1. 時間制限を設ける(午後1は40分くらい。午後2は2時間)
  2. 回答を実際に書く(それも手書きで)

項番1は時間内に解けるようにするため、項番2は、実際に回答を文章にまとめる練習をしないと、本番での対応が難しいからです。*3

 

私家版 情報セキュリティスペシャリスト攻略法 その4 - Man On a Mission

 

 

*1:言い過ぎです。

*2:こう書くと、「有意義も何もそもそも情報処理技術者試験は役に立たない」という意見が出ることがあります。おおむね同意ですが、個人的見解で言えば「直接的には役に立たないことが多い」と思っています。まあ、役に立つ立たないは人によって異なると思いますが。なお個人的には、高度区分の試験は割と直接的にも役立ちました。

*3:ついでにアウトプットによる学習効果も狙います。