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【拳銃・小銃】銃の口径【弾薬】

今日は極短い小ネタです。

前回、銃弾の飛距離について書きました。

oplern.hatenablog.com

そのついでに、今回は銃の口径について少し。

前回、いくつかの弾薬について飛距離を挙げましたが、これら弾薬には9mmパラベラムとか45ACPのように、口径を冠した名称が多いです。

この「口径」というのは、大ざっぱにいうと銃口の直径を測って数値で表したものです。
ミリ表記とインチ表記が混在しているのでわかりにくいのですが、9mmパラベラムは当然ながらミリ表記で、38スペシャルやら45ACPはインチ表記です。
1インチ=25.4mmですが、じゃあ38口径は965.2mmかというとそんなわけもなく、インチ表記の場合は「100分の何インチ」であるかを表しています。
(なお、「1000分の何インチ」かを表してるケースもあったりするので、要注意です。)
38口径だと、9.652mmということになるわけです。

ところが、実際に寸法を図ってみると、割と表記と食い違うことが多いです。
例えば、38スペシャルは0.38インチのはずが実際には0.357インチだったりします。357マグナム弾を使用する拳銃(コルト・パイソンとか)で、38スペシャルも使えることを不思議に思った方はいないでしょうか?理由は単純で、どちらも口径0.357インチだからなのです。なんだこれ。
ミリ表記は比較的正確なことが多いのですが、インチ表記は結構適当というか、当てにならないものだと思っといたほうがよさそうです。「商品名」程度のものかも。

もう一つややこしい話を。
先に、「口径」というのは銃口の直径を測ったものだと述べましたが、銃身の内側には旋条、すなわちライフリングが彫られてますので、銃口には凹凸があります。
普通、弾薬の口径は対角線上にある凸と凸の距離(山径)で表すことが多いのですが、厳密に決められているわけではありません。
例えば、8mmモーゼルなんかは谷径で表してて、山径でいうと7.92mmだったりします。ついでに、308ウィンチェスターの「308」も谷径で、山径だと0.30インチになります。