2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧
当ブログでは、2019年11月から延々と軍法会議(軍事裁判所)関連の記事を書いています。当初は2、3回書いて終わるつもりだったのですが、少し深入りしてしまったようで今回で15回目です。記事数が多くなってしまったので、カテゴリーも設けました。 oplern.h…
以前、イギリスの軍法会議制度について取り上げたのですが、その際、こんなことを書きました。 イギリスの軍事司法制度は、第二次大戦後、大きな改革はされてなかったのですが、1990年代後半から、軍事裁判制度の独立性、公平性を確保するべく改革が重ねられ…
前回の引きはこんな感じでした。 ちなみに、第十軍法務部陣中日誌の「被告事件既決未決一覧表」によれば、既決55件(102名)、未決7件(16名)の軍法会議があったということです。 上記一覧表の「刑名刑期」の列には、懲役○年だの、禁錮○月だのといった記述…
前回、前々回と日本陸軍第十軍の法務部陣中日誌から、軍法会議関連(被告事件の受理〜判決まで)の事例を取り上げました。 第十軍では犯罪が多発したものの、それを取り締まる憲兵の絶対数が不足しており、そのため実際に逮捕されて軍法会議に回された者は極…
今日もしつこく軍法会議のお話です。 以前、日本軍の軍法会議制度の概要について書きましたが、その際に「予審」という言葉が出てきました。 裁判部は、裁判と予審とにわかれており、前者には裁判官、後者には予審官が配されます。 裁判官、予審官となる要員…
まいど、今回も軍法会議についてです。 今まで9回にわたって軍法会議の記事を書いてきました。当初はちょちょいと2、3回書いて終わろうと思ってたのですが、どこかで道を踏み外してしまったようです。こないだは、遂に軍法会議カテゴリーまで設けてしまいま…