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Japan as Walang hiya

【世界のマイナー戦争犯罪】グアテマラ内戦の戦争犯罪【中米グアテマラ】

昨日の記事に引き続き、あまり知られていない「マイナーな」戦争犯罪について取りあげるシリーズ記事第3弾です。

なお、当シリーズの今までの記事は以下の通り。

oplern.hatenablog.com

oplern.hatenablog.com

今回取りあげるのは、中米グアテマラの内戦における戦争犯罪について。
実のところ、これを「マイナー戦争犯罪」シリーズで扱うのかは少し迷ったのですが、日本では思ったより知られていないようだったので、色々飲み込んで取り上げてみることにしました。

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【世界のマイナー戦争犯罪】ル・パラディ近郊での英軍捕虜銃殺【ナチスドイツ】

以前、こんな記事を書きました。

oplern.hatenablog.com

戦争にはつきものである戦争犯罪から、とりあえず南京事件とかのメジャーどころは脇に置いといて、あまり知られていないものを取り上げてみようという趣旨の記事です。
本日記事はその第二弾。前回取り上げたのは日本軍による戦争犯罪だったわけですが、今回はナチスドイツの戦争犯罪です。
ナチスドイツといえばユダヤ人虐殺が真っ先に頭に浮かぶと思いますが、本事件は、捕虜となったイギリス軍兵士の殺害事件となります。

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【大日本帝国】配給制を(ちょっとだけ)知ろう【戦時中】

前回、戦時中の共同炊事について触れました。

oplern.hatenablog.com

共同炊事は、戦時下で次第に悪化する配給状況のなか、隣組の3〜4世帯分の食事をまとめて作ることで材料や燃料の無駄を少なくしようとしたものです。

ちなみに、隣組は国民統制のための末端組織です。隣組を通して、勤労奉仕や防火訓練に参加させたり、資材を供出させたり、国債を買わせたりといったことが行なわれました。
他にも、隣組のメンバー同士で相互監視が行なわれ、国家に批判的なことを言うと密告されたりします。
隣組について、詳しくは下記の記事をご覧ください。

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さて、「戦時下で次第に悪化する配給状況」などとさらりと述べたものの、配給制が行なわれたということまではともかく、その配給制が具体的にどのようなものであったかまで知っている方は少ないと思います。
…というわけで、今回記事は簡単ながら配給制についての説明です。

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【大日本帝国】共同炊事と隣組【戦時中】

年が変わり2019年になりました。なったのですが、当ブログにおける年中行事は、12月8日とか、6月23日とか、8月6日とか、8月9日とか、8月15日あたりになりますので、正月ごときは何事もなかったようにスルーして、いつもどおりのローテンションな内容でお送りいたします。
本日の記事は、戦時中、盛んに行なわれた共同炊事について。

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【世界のマイナー戦争犯罪】メリッソ村民虐殺事件【日本軍】

戦争には戦争犯罪*1がつきものです……というとさすがに極端すぎるかもしれませんが、残念なことに割とつきものだったりします。

日中戦争やら太平洋戦争やらでは日本軍が各地で戦争犯罪を起こしてますが、一方でアメリカやオーストラリアなど連合国側にも戦争犯罪が見られました。

*1:実のところ、一口に「戦争犯罪」といってもその定義はあまり明確ではありません。狭義の戦争犯罪としては、ハーグ陸戦規定などの戦時国際法規に違反する民間人や捕虜への虐待・殺害・略奪、軍事的に不必要な都市破壊などが挙げられますが、一般的には、これに含まれないユーゴスラヴィアルワンダ内戦での虐殺、ナチスドイツのアウシュヴィッツなんかも戦争犯罪とされています。当ブログではあまりこだわらず、一般的イメージとしての「戦争犯罪」を扱いますのでご承知おきください。

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